売れない人が最短で売れる方法



ザイオンス効果って知ってますか。


耳慣れている方は少なくはないと思いますが、このザイオンス効果って、実はけっこう奥が深く、かなりパワフルな武器になるものなのです。


なぜならザイオンス効果は、ビジネス、プライベート、恋愛のシーンなど、全ての人の心を虜にするものだから。


もし今売れていない、或いは、売れるけど、ごくたまに売れる程度で、まだビジネスになってない方、つまりビジネス発展途上のあなたは、ザイオンス効果を強く意識してみてください。




本質的なザイオンス効果



単純接触効果とは、元々興味がなかった物事や人物に対して、複数回の接触を繰り返すことで、興味を持つようになる心理的現象。


つまり単純接触頻度のことです。


ビジネスを始めたばかり、或いは、ずっと集客で苦戦している人が、その事業を軌道に乗せるためには、インスタを含め、売れるまでのその道のりの中で、あらゆるミッションをこなしていく必要があります。


例えば、売れるまでの道のりをザックリに言うと、認知活動から始まって、集客を経て、個別の関係性構築から信頼の構築、そしてアドバイスからビジネス要素を出し、商品紹介を経てセールス。


これだけを見ると、単なるノウハウであり、売れるまでの導線が書かれているだけ。


これだけだと、血が通っている人の所業なのか、それとも電気が走っているロボットや、今流行りのAIプログラムなのか、ピンときませんよね。


例えば自販機の缶コーヒーを自動的に売るだけなら「血の通ってない作業」でも良いと思います。


でも、そんなビジネスのスタイルばかりではないですよね。


リモートにしろ、リアルで対面にしろ、面と向かって伝えたいメッセージ、聞いてほしい心の叫び、さらに伝えたくなった救済措置など、人と人だからこそ湧き起こる感情があるわけです。


そういう状態が必須のビジネスであれば、ザイオンス効果を使わずして、ライバルとの差別化をどうするの?ってお話。


どれだけ文明が発展しても、人と人の心が触れ合わなければ、売れるものも売れません。


ひと昔前は、TTP(テッテイテキニパクル)というキーワードを誰しもが口にし、インスタで投稿していました。


当時は、その時にうまくいっている人の手法を徹底的にマネして、同じ視点まで上り詰める手法が最先端だとされていましたが、しかし、全ての人は、常に成長し、進化します。


耳慣れて、頻繁に目にする言葉は、いつの間にか習得し、その情報を糧に成長し、グレードアップしていきます。


いつまでも、特別な情報という存在はこの世にはなく、どんなに最先端の情報でも、いずれ履き古したスニーカーのように廃れていくものです。


2024年9月現在では、TTPはまさにそのスニーカーと同じ。


今では誰も驚きません。


だから、これからは、過去に最強だった「TTP」 +「ザイオンス効果」が必要なのです。




ザイオンス効果を一言で言えば



ザイオンス効果とは、一言でザックリ言えば、信頼の構築。


あらゆるシーンで、接触回数を積み重ねて、いつの間にか心の扉は鍵をかけることなく、警戒心もなくった状態です。


なぜなら、信用という名のパスポートがあるから。


そして、さらに関係性が「密」になればなるほど、お互いの心の内を深く知ることとなり、共感し、理解し、支え合う関係性に成長すると、それは信頼・信用が築き上がった最終系になっています。


この最終系をわかりやすく言えば「恋愛関係」或いは「顧客と売り手」の関係性になるわけです。


親密な距離感を構築し、互いの人と成りを理解し、価値観に対して共感でき、さらに深い悩みや想いを受け止める、或いは手を差し伸べて解放してあげる。


この「心と心の支え合い」が成り立つから、例えば現実に見かける「美女と野獣」というような、一見バランスの不釣り合いに見える関係性も、普通に構築されるわけです。


気がついたら互いの距離がつまっていて、自分のビジュアルとお相手のビジュアルのバランスは意識する必要がなくなり、幸せな関係が構築できるわけです。


これをビジネスに例えた場合、ターゲットの悩みを言語化することで、悩みが深ければ深いほど理解者と認識されて、信頼性があがり、



「私(僕)の事をわかってくれてる、理解してくれている」



そしていつの間にか好きになっていて「この人から買おう」と、自然になっているわけです。


つまり「わかってくれているんだ、わかろうとしてくれているんだ」という気持ちが芽生えた時に「購入」に至る最高、最大の感情になっているわけです。


これだけ重要な要素なので、僕のコンサルでも「ザイオンス効果」は頻繁にお話しますし、クライアントさんは、6ヶ月以上かけてご自身のものにしていかれます。


だから、数回耳にしたところで「操るように実戦に使えるようになれ」というのも無理なお話ではありますが。




意識を上げてください



まだ売れていない方、たまに売れる程度で、まだまだビジネスになってない方は、手元にあるノウハウも大切ですが、人と人の心が接触するザイオンス効果、つまり単純接触頻度の意識を上げていくことで、あなたから買いたい方が生まれてきますので、耳慣れている方も、そうでない方も、ザイオンス効果をもう一度、見つめ直してみてください。


今まで知っているつもりだった「ザイオンス効果」の向こう側に、あなたの現状を打破できる「売れる最短の要素」が、きっと見つかるはずです。