たった一人のターゲット設定から事業は成功する
人がお金を出す理由
人がお金を出す時には理由があります。
それは、商品・サービスに対してお金を出すのではなく、感情にお金を出しているということ。
例えば、あなたがハイブランドのバックを買うにしても、車を買う時でも、そのモノを買うところが
ゴールではないはずです。
なぜなら、そもそも潜在的な意識の中で「買う」事を目的としてはいないから。
つまり、それらを購入した後の向こう側にある「満たされる」という感情が、最も求めている最終到達地点、つまり理想のゴールです。
例えば、経営者のゴールは、一見売り上げ、利益をゴールとしているかのように見えます。
しかしその実は、自分の手元に入ってきた収入の向こう側にある、
美味しい食事三昧、ハイブランドの服、高級住宅や高級車などモノに溢れなどで家族を豊かに養う
海外に移住して、子供たちをワールドワイドに育てるなど優雅な暮らしをする
経営している会社を限りなく大きくする
など、最終到達地点は、自分の欲求が満たされるシーンを頭の中に描いて、日々経営活動をしています。
ここを理解せずに、あやふやにしていたり、ブレブレになっていると、顧客心理が理解できず、どこの誰に訴求していいのかがわからず、集客につながらないのです。
集客ができない要因
コロナ禍における唯一の遺産、オンラインの認知によって、ひとり起業がやりやすくなり、個人起業家になりやすい時代になりました。
しかし、みなさん多くのスキルを持っているものの、思うように収益があがっていない方は多数存在します。
「どうやったらいいのかわからない」とおっしゃる方や、「動いてみたけど成果が出ずに、手が止まっている状態」での「行動しない」という方も多いようです。
私のイメージで表現すると、戦術はあるのに戦略がない、つまり剣術も出来る、槍も使える、弓も使えるなど「武力」はあるが、策を講じる術を知らないが故に「戦では活躍できない武将」という感じです。
しかし、有能な軍師、つまり作戦参謀を味方につけるか、或いは自身で戦略を身につける事ができれば、百戦錬磨の大将軍へと変貌できる可能性は秘めています。
実は私自身も幾つかのスキルという武器を持っていますが、世の中という戦に討って出ては見たものの、うまくビジネスの軌道に乗せることができない「猪武者」でした。
私が出会ったそのビジネス構築法は、一言で言えば、手持ちのノウハウを「心から欲しいという人だけに購入(ご利用)して頂く」と言うビジネスモデル。
その方法を学んだ結果、私はある事に気づきました。
私のビジネスは、ターゲット設定がブレブレだったと言うこと。
そこで、私は「心から私の商品・サービスが欲しいという人」をターゲットに設定しました。
そのターゲットは、私が一番知っている人、つまり昔の自分自身をターゲットに設定したのです。
なぜなら、私はゼロからイチにビジネスを構築している起業家で、自分の商品・サービスが全く売れなかったから。
そして、売れる集客法がノドから手が出るほど欲しかったので、SNS集客を学び、そして実践しました。
「心から欲しいという人」というと、かなり少数人数に思いがちですが、実は「本当に欲しい人」だけに絞って商品開発をし販売すると、市場は広がります。
市場が広がり、集客が楽になるにも関わらず、欲しい方に商品・サービスをご提供するので、価格帯も平均の市場価格より高額に設定する事ができます。
なぜなら、商品価値が高くなるからです。
正しい「ターゲット設定」ができれば、それだけで集客、セールスは圧倒的に楽になります。
逆に言えば、ターゲット設定ができていないのに、集客・セールスに取り組んでも、成果は出にくく、継続的に苦しむことになるか、或いは事業撤退まで追い込まれる事にもなりかねません。
あなたも、いままでに読んだ、或いは学んだマーケティングの本や講座などで、ターゲット設定が重要であることは、すでにご存知かと思います。
ターゲット設定は重要だと知識として知っているのに、ほとんどの方は、ご自身のビジネスモデルに見合ったターゲット設定が実践できていません。
それには、大きく2つの理由が考えられます。
●1つ目は、ターゲット設定の重要性が理解できていないため、チープな設定になっている。
●2つ目は、ターゲット設定のやり方が分からない。
世の中に溢れている話では「ターゲット設定は大切です」と散々言っているのに「重要性やその方法」をほとんど伝えていない本や講座ばかりです。
事業をうまく軌道に乗せきれないほとんどの方が、なかなか取り組めていないか、取り組んでも完成できないのは、当然の結果です。
お客様を知ること
まず、商品・サービスを売るためのターゲット設定としては、あなたの商品・サービスが欲しい「理想のお客様」をターゲットにしなければなりません。
そこで、考えてみて下さい。
あなたの「理想のお客様」はどんな方でしょうか?
通りすがりに偶然見つけたあなたのノウハウ(スキル・コンテンツ)に興味がある、というような方でしょうか?
それとも「あなたの商品・サービスじゃなければダメだ!」と、決め打ちして買いに来られる方でしょうか?
それは、そのお客様次第・・・なんては、思ってないですよね?
これが明確に答えられたら、あなたのビジネスは成功に近づく事ができます。
なぜなら、お客様の欲しいものがわかっているから。
例えば、あなたの知っている、一番有名なコンビニを想像してみてください。
そのコンビニが、あなたのご自宅の2件隣にあったとします。
おそらくあなたは、日常、そのコンビニでよくお買い物をされているでしょう。
では次に、あなたのご自宅から歩いて7分のところに、同じコンビニが新しく出来たとします。
全く同じコンビニで、売っている商品も全く同じものです。
あなたは、どちらのコンビニに買い物に行きますか?
例えば友達、彼女(彼氏)、親兄弟(姉妹)がアルバイトを始めたから、その歩いて7分のコンビニまでわざわざ行く、或いは、ある日トイレが我慢出来ない状態だったから、そのコンビニに寄ってトイレを借りて、申し訳ないので気持ち程度のお買い物をしたなど、よほど明確な理由がない限りは、おそらくご自宅に一番近い2件隣のコンビニしか行かないはずです。
そして近所のコンビニに行く理由は「ただ近いから」です。
商品・サービスが、そこにしかないから!ではなく、ただ近いから。
あなたの商品・サービスを販売すると想定した場合、コンビニと同じターゲット設定ではNGです。
これをやってしまうと言うことは、お客様の欲しいものがわかっていない、つまり「理想のお客様」が理解できていないと言うこと。
これでは競合他社には勝てません。
コンビニは、どこのお店も同じ商品が同じように売っていてとても便利ですが、大きなターゲット設定をしているので、お客様が沢山来てくれれば、絞り切らないターゲット設定でいいのです。
でも、これをあなたの場合に置き換えると、あなただけにしか提供できない商品・サービスではないので、見込み客の方からすれば「自分に近い」方に行ってしまうのです。
仮に売れたとしても、それは単なるラッキーパンチが当たっただけにすぎず、長期的なビジネスとしての継続が難しいので、正直勝ち目はありません。
あなたのターゲット設定は、高度なノウハウでなくても、カリスマ的なスキルではなくても、唯一無二の商品・サービスで「それが欲しい!」「それを利用したい!」というお客様をターゲットにしなくてはなりません。
どんなに遠くからでも、あなたの商品・サービスを購入、或いは利用しに来られるような方が「理想のお客様」なのです。
そのようなお客様が購入したい商品は、唯一無二の商品、そこでしか、あなたからでしか買えない商品・サービスだという事です。
そのためには「理想のお客様」を絞り込む必要があります。そして、その絞り込む方法は実にシンプルです。
それは、あなたの「理想のお客様」に、あなたが知っている現実の誰かを当てはめる事です。
例えば、友達、職場の同僚、またはあなたが一番よく知っている、あなた自身でもいいのです。過去のあなたでもOK。
とにかく、「理想のお客様」を実際の誰かに設定します。
すると、より詳細かつ具体的なターゲット像が見えて来ます。
ここで大切なのは、そのターゲット像を深く掘り下げることです。
これによって、あなたにしか提供できない、あなたの得意な唯一無二の商品・サービス(ノウハウ・スキル・コンテンツ)が提供できる「ビジネス構築における土台」が見えてくるのです。
理想のお客様の生態を調べてみましょう
では、そんな大事な集客をするための、第一歩は何をするべきでしょう?
それはあなたの「理想のお客様はどこにいるのか?」を探索することです。
集客を考える上で、まず大きく2つに分けると「ネットが良いのかリアルが良いのか」?という課題があります。
もちろん、どちらにも「理想のお客様」がいる場合はあります。
例えばネットだとしたら「YouTube」「Facebook」「Twitter」「Instagram」「公式HP」「ブログ」などなど、いろいろな手法・ツールの利用を想定できます。
仮にあなたが「YouTube」で何十万、何百万の登録者や再生回数を誇っていたとしても「理想のお客様」が70代のおじいさん、おばあさんだったとしたら、あなたの動画を見る可能性はおそらくゼロに等しいでしょう。
そこまで極端ではないにしても「50代の主婦」の方を対象にした場合でも「YouTube」がベストの媒体だとは、少し考えにくいですよね。
では、あなたの「理想のお客様」がどこにいるのかを、どうやって導き出すのか?
そのヒントはやはり「ターゲット設定」にあります。
あなたの「理想のお客様」のことをイメージし、或いは観察した結果、その人が普段、どんなサイトを見ているのか、SNSはやっている人なのか、情報収集は何でやっているのか?など、その方の生活習慣や習性がわかれば、その場所に集客をかければいいわけです。
あなたの「理想のお客様」の事を、今この瞬間から考えてみてください。
もしも「理想のお客様」が身近にいるのであれば、可能な限り、じっくりと観察してみてください。
「理想のお客様」は、普段どこでどんなことをしているのか、それがわかってくると「集客の初めの一歩」である、あなたの「理想のお客様を探す場所」が見出せるはずです。
私は、私の愛する理想のお客様は、Instagramの中にいると思っているので、インスタで集客をしています。
インスタは、ハッシュタグで属性を絞って検索できるので、見ず知らずの方だとしても、私のターゲットにたどり着きます。
たったこれだけのことですが、これができることによって、その見込み客に訴求ができるか、私の商品サービスに全く興味がない人にしか訴求ができないのかで、結果は大きく変わるのです。
インスタのメリットは、コミニケーションが取りやすいと言うことも大きな要因の1つです。
ブログや、YouTubeであなたのノウハウやスキル、経験、人とナリなどを配信しても、ライブ以外は一方通行でしかありません。
一方通行だと、見込み客の反応もわからないし、瞬間瞬間にコミニケーションを取ることができないので、距離が縮まりません。
無料で集客できると言うところも大きな魅力です。
つまり、インスタは、正しい集客法を実践すると、とても優れた集客マシーンなのです。
ターゲット設定が固まり、そのターゲットをハッシュタグで絞り込む、訴求していく、今はこの集客法が最強だと思っています。
お手隙の時に、ご自身のターゲット設定、そこから集客法を振り返ってみてください。
少しでも、あなたビジネス構築のヒントになりましたら、嬉しいです。